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NOBUKO KAWAHARA SUMI ART
by kawahara_n
面白いはなし
昨夜、Grandeに毎号掲載の「暮らしの民俗を訪ねて」の神崎宣武先生のお話が聞けるということで中町のAGLIへ。民俗学という視点から生のお話を拝聴したかった。日常生活の文化の歴史を今に伝承し、どのような推移で存在してきたかを、背景を踏まえてのお話は興味深かった。今では通用しないご飯の炊き方「はじめちょろちょろ なかぱっぱ あかごないてもふたとるな」これが記憶にある炊き方指南歌?しかしこれには大事な言葉が抜けている!1行、2行抜けたままの伝承が多いとのこと。「あかごの前に じゅうじゅうふいたらひをひいて」これがないと美味しいご飯の炊き方ではない!なるほど、言われてみればその通り!でも今ではスイッチ一つで炊いてくれる。いいか悪いか?昔、おかまの蓋を取った時のゆげ、かおり、底のおこげの懐かしい感覚がよみがえった。昨夜の情景をお伝えするのにスマホに残っているのはやはり食べ物。AGLIの黒田千春流の理に叶った身体がよろこぶ食材や料理法、一つ勉強したことを実践してみようと思う。
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最初に出された1プレート。8品のお料理ですが、それぞれの中に入っているいろいろな食材で味を引き締めたり、アクセント付けたり、隠し味だったり・・・・。ややもすると調味料で味を決めていた感がある、そうではないということがよくかった。大事なことを教わりました。
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母のお寿司は絶品だったと今でも思っている。母の味に挑戦しているけど程遠い。昨夜のこの巻きずしは砂糖は一切入れないで酢だけ。タマゴの甘味で充分。確かにそうですね。時々、砂糖の量の半端でないことに疑問は持つものの、母が入れていただろう量を。次回は?



by kawahara_n | 2019-06-16 10:06
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