幼かった頃の強烈な味覚は記憶に残っている。蕗のとうは格別である。記憶を辿ると父の姿しかない。母の姿はない!明治生まれの父は、台所に立つことはなかった。が、この蕗の要だけは、父が包丁を持って刻み、味付けし器に盛って食卓に!それを食べていた気がする。苦くて美味しいとは思わなかった酢味噌和え。大人になってとっても懐かしい、天婦羅ではなく酢味噌和えなのだ。多分、母は好きではなかったんだと思う。昨日も、思い出しながらあったかいご飯と蕗のとうの酢味噌合え。苦さは変わらないけど、これが美味なのです。
by kawahara_n
| 2021-01-27 17:14
| |||||
ファン申請 |
||